November 26, 2007
『ババジィ』
人生を心の内側を追求する修行の為だけに
生きているサドゥーに対して
尊敬を表したこの呼び方をする。
もちろん何年業を積んでいても
悟りに達していないババジィ達の方が殆どで、
人生を旅しているという点では
限りなく私たちに近い存在のババジィもいる。
NEPALの山の中で、縁あって何度もすれ違ったババジィと
食堂でご飯を一緒に食べた時、
澄んだ瞳の奥からポロポロと大粒の涙がこぼれ落ちた。
理由なんて聞けなかったけど、
本当は途方もなく寂しいんだって感じた。
心の旅はひとりぼっちでしなくちゃならない。
でも人は、人と共にいることで
初めて答えを出せるような気もする。
ひとりで歩んで行く道の先に何があるのか、
今の私にはまだ見えてこない。