旅から戻った日本はハイクオリティーに包まれて、
清潔で美味しくてハイテクで物質的に満たされていた。
その代り、目には見えない重りがついた。
目には見えない何かが背中を押してきて、
目には見えないくらいの重みを肩に乗せられた。
情報の波にあっという間に、
旅で感じた素敵な気持ちがさらわれていった。
そして、何もできないちっぽけな自分だけが、
波打ち際に残される。
東京の空の下、目を閉じて
海を越えた先に続いている時空を感じてみる。
ワクワクすることをやり続けなさい。
頭ではなく、ココロで。
そんな答えが返ってきた。