父は兄のために妙高の家を買いました
その安堵感とともに、魂は旅立ちへと向かっているようです
わたしには後悔がひとつ残りました
それは、いつも父より自分を優先してきたことです
父の話を聞いたり、一緒に出かけたり、背中をさすることより、
自分の好きなことばかり選んできました
その選択の一瞬一瞬に戻れたなら、わたしはもっと父を大切にしたい
私たちのいる時空は常に今この時でしかなく、後戻りはできないこと
そして、今には限りがあるということを痛切に感じます
もう戻れないあの時を抱いて、わたしも前に進んでいきます