April 9, 2018

もう会えない


感情の扉に
鍵がかかっている

小さな頃から、そうやって
自分の心を守ってきた


人は必ず死ぬって
分かっているのに
そんな時来るはずないって..

もうあの笑顔にも
節くれだった指にも
優しい声にも触れられない

とうちゃんのいない妙高は
別の場所みたいだ

ばあちゃんは毎日
線香をあげながら泣いている

人として生まれてきたから
この寂しさも耐えなきゃならない