December 31, 2016

大晦日

9年前の今、私はインドから帰国する飛行機の中にいた

あの日を節目に、ひとつの旅がはじまった
それは自由気ままな一人旅ではなかった
そして目的地には永遠の別れが待っていて...


静かで満ち足りた大晦日

わたしはこの旅で生まれ変わったのかもしれない

December 26, 2016

泣く門には福来たる

最近、91歳になったばあちゃんはよく泣きます
昔を思い出したり、淋しくなって涙を浮かべています

泣いて、泣いて、浄化されてゆく

長い年月、心の深いところに溜めてきた感情が
溢れ出しているんだな

ばあちゃん、次は至福の時が待ってるよ

先に老人的超越を迎えた祖父はいつもニコニコで
ありがとう、ありがとうを連発しています 

父も病の途中、映画やドキュメントでワンワン泣いていた時期がありました

辛い感情の先に、幸せが必ず待っているんだと..
大切な人達から学びました

December 22, 2016

favorite

昨日は鎌倉で三つのお気に入りに出会いました

まずは、前から欲しかった秋田杉の曲げわっぱ 
木は湿度を調節し、ご飯が艶々で美味しくなります 
お弁当作って、家でゆっくり食べたい!

それから鎌倉には敷居の高い骨董屋が何店かあり、 
店主の厳しい視線の中で物色… 
掘り出し物がありました!

ヒビが少し入ってるだけでとてもお買い得な 
大正時代の蕎麦猪口と器です 
蕎麦猪口は田植えのおじさん?が可愛い 
器も松竹梅で縁起がよかったし一目惚れです

最近金継の教室に通っているので自分でヒビも直せるかな

これに金がのったらとても素敵になる予感がします


December 21, 2016

瑞泉寺

鎌倉の山奥に水仙で有名なお寺があります

鎌倉には鎌倉時代から残っているものが殆ど無く
世界遺産にならなかった理由のひとつとされていますが、
このお寺の石庭は鎌倉時代から続いています

昔は山道からこの庭園に降りてくる道があったはずと
母が力説していたので探してみました

見回すと石庭の端に小さな階段を発見!
鎌倉時代の人が柔らかい岩盤を削ってできた石段です
今は通れませんが、あの頃は遺産を歩いていたようです

天園から瑞泉寺へ抜ける道に
大きなクスノキが十数本あった
子どもの頃に家族でよく歩いたけど、
大木には意識が向かなかった

圧倒してくる枝の合間から木漏れ日が差し込む
大地の静けさと生き物の騒音に包まれる
人はきっと、皆、幸せだ   と思った

December 13, 2016

存在

隣に寝ているだけなのに

こんなにも大きな存在感を放っていたんだね

もう失うものなど何もない

ただ、そこにいてくれるだけでいい

December 8, 2016

ありのまま

なりたい自分になろうと努力することもなく
やりたい事をやって生き甲斐を見つけるでもなく
人の目も社会の目も気にせず
ただただ、その日暮らしをしてきた

向上心や成功みたいな言葉が
ただ存在してるだけのあなたを否定してしまう気がして..

朝寝坊で、怠惰で
気ままで、食いしん坊
熱しやすく冷めやすく
未熟さを人のせいにして当たり散らして

そんな私を丸ごと愛してくれる存在に包まれ、
何て幸せな時を過ごしているのだろう

前になんて進まなくていい
時が止まればいい
準備なんてしたくないよ

でも未来が見えはじめている

怖いよ
だけどもう魂はしってる

それを認めたら時が加速してしまう?