November 19, 2008

Localization



この星のグローバル化は更なる加速を見せる。

大地に伝わる伝統文化や自然を呑み込み、
利潤を追う経済の波に、心までさらわれていく。

ってシナリオ通りにはいかないもので、
お金のために時間を犠牲にしたり、
社会的偏見を恐れて外見だけ取り繕う世界に
もうイナフ!って言える人が溢れてきた様に感じる。

お金ではない豊かさ。
それは『心と心の繋がり』にあると思う。

人の為に本物を提供する経済には心が存在する。
物でもレストランでもサービスでも、そこに心がなきゃって思うの。

世の中がこの地球全体に市場を広げようとしているのを、
旅路では幾度となく目の当たりにしてきた。
でもホントに必要なのはローカル化なんじゃないかなぁ。

モチツモタレツの世界。

心から思いやれる家族がいて、
信頼しあえる友達といざという時に頼れる地域との繋がり。
そしてそれを包み込む自然の営みとのシンクロ。

お金はいつかシンプルにコミュニケーションのツールになる日が来る。
ホントに回るべきものは、私たちの中にある、この心だからね。

November 14, 2008

GNH



インドと中国に挟まれた小さな国ブータンで、
今年の春に作られた憲法の中にあるGNHという言葉。

これはGHP=国民総生産を文字って
Product(物) → Happiness(幸せ)にいれ変えて
『国民総幸福』って日本語では訳されてる。

世界で初めてこの‘国民がみんな幸せであること’を
憲法にもりこんだブータンの元国王は
自ら王様を辞退して民主主義を唱えたんだって。

で、このGNHの項目の中には、
まずブータンの原生林の60%は国が護るってあるの。
そして伝統文化をまもることも掲げられている。

古代からの自然と先祖代々伝わってきたものを守ることが
国民の幸せとつながっているって考え方の前で、
先進国が経済発展の裏で失ったものの大きさに気づかされる。


でね、この幸せを提唱した項目、なんと憲法第九条なんだって。
この偶然の一致、何か目に見えない大きな力を感じるよね。

わたしも幸せな社会を作っていきたい、
そんなパワーをくれた辻信一さんに感謝します。

農家の風景


November 7, 2008

米の音



稲がシャラランっていう音が好き。

星の瞬きが聴こえるとしたら
こんな音なんじゃないかなって。

農ライフ