June 24, 2009

我想去北京

生ぬるい夕暮れの風に懐かしさを覚えた
目を閉じて風が肌に触れる感覚に心を研ぎ澄ますと、北京にいた日々が走馬灯のように蘇った

紛れもなくあの日あの空の下で感じた空気

毎日歩いた南饅鼓巷の道の上の記憶は、わたしのこの肌に残っていた
風があの時の私のカラダを呼び起こして、わたしの意識は北京の路上にいた

しばらくして目をあけたら、いつものビルと代々木公園の樹




意識を風に乗せて旅する術がわかったような感じがする
やっぱりわたしの魂の性質は風なのかもしれない