October 13, 2010

on the planet

子供の頃触れた自然に久しぶりに会えた


あの頃は、視界に入ってくる自然に、同化していたように思う
押し迫ってくるようでいて、同時に体から広がっていくような感覚があった

いつからか、景色は脳でただ認識されるだけの信号となり、
心に直接触れなくなった

大切なものをどんどん通過して、歩くようになっていた


足に触れる冷たい水の流れと、木々の隙間からキラキラこぼれる光
風の音、土の湿り気、お腹へと下ってゆく呼吸

わたしがわたしである意味は、ここにあった

個性や主張は必要なく、ただ、五感を通して感じた先に本当のわたしの姿が見えた