July 6, 2013

懺悔

まず娘として隣にいたかった
何もできない、ただの娘として父と向き合いたかったんだと思う
そんなわたしの我が儘をよそに父の病は進行していく
セラピストとしてのもう一人の人格は、そんなわたしを四六時中責めた
それでも父に治療ができなかった

ごめんなさい

過去を振り返るのが怖くて、未来のことを考えるのも怖くて
ただ今目の前にいる父を抱き締めることしかできなかった
この人生から大切な人がいなくなってしまう悲しみを見ないようにしてきた
治療家として父と向き合うことができなかった時間を後悔しながら...

それでも動くことのなかった手は、ようやく、父の身体に触れられるようになりました


わたしはこの大いなる自然に懺悔します