November 17, 2007

TRAIN TRAIN




インドでの移動はほとんど鉄道でしている。
一番安い座席でインド人に戯れながらの熟睡。
スリにあったり、危険な目に合う人の話は沢山聞いてるけど、
幸い、私の旅路にまだ恐い目をしたインド人は登場していない。

心のあり方で相手の態度も変わるのを何度も目の当たりにしてきた。
ずっと心にバリアをして怯えているより、
心を開放して、友達になってしまう方がお互い楽しく過ごせる。
そして、意外とみんな温かく親切に旅人を受け入れてくれる。

寝台座席では見れない光景にもだんだんと慣れてきて、
座席の下の狭いスペースとか、人のお尻の後ろで寝るのは無理だけど、
網棚の上で寝るのはありかもと感じるようになってきた。

常識や非常識という言葉に、何も意味がないように思えてきたこの頃、
日本の生活に戻ることを想像すると、
自然と肩に力が入ってしまう窮屈さをおぼえる。

肩の力が入っている不自然さに、気づける時間を過ごして欲しい。
これが今、大切なみんなに伝えたいことかな。