September 19, 2009

さっきまでの空


表情を変えながら
一瞬のうちに燃えていった
さっきの空


旅路では太陽が沈んでいくのをゆっくり眺めることが多いのに
今みたいに心が奪われたのは久しぶりだなぁ

日本を離れると、ある意味傍観者でいられるから
自然とか生活習慣の違う日常を観察して
ただ何かを感じていればよかった

そうしていると自分の本当の心が顔を出すようになって
楽しかったり、詰まらなかったり、
嬉しかったり、悲しかったり
そういうのがより一層リアルになってくる

心が自由になって、何かのストッパーがはずれて
体で心を感じるようになっていく
鳥肌とか涙とか、胸がしめつけられて苦しかったりっていうのが
もっと素直に現われてくる

そんな心でいられる生き方が正解のような気がして…
無心っていう悟りに近い感覚にあるように錯覚してたんだとも思う

でもそれはお金と時間があるっていうのが前提だったから
途中からそれに気がついて妙にむなしい気持ちになったりして…
やっぱり傍観者ではなく、旅ではなく…

ありきたりの毎日の中でも変わらずに
自由な心を持ち続けていられるかってことが大切なんだって

今は仕事が楽しくてそれなりに充実もしてる
好きなことを仕事にしてるって、もうそれだけで天職みたいに思うし
幸せだって感じてる

でも何でだろう
私は空に心を奪われることが少なくなった


人と自然をひとつに


私のライフワークは未だ迷宮から出られずにいる
頭ではなく、心で
JUST FEEL にたどり着きたい