August 12, 2007




FIRST IMPRESSION OF NEPAL

この国に入ったのは7月の終わり頃。
チベットの田舎から国境までは、外国人の滞在が許可されていない地区だったから
中国人に助けられ、中国人のフリをしながら国境までたどり着いた。

国境を越えると、町の色も、人の顔も、食べているものも一変した。
さっきまで話してた言葉が通じなかった。
紙幣も変わり、金銭感覚が全くわからない。

中国やチベットでは、多少なりとも同じ顔をしていたから
自分が外国人であることをあまり認識していなかった様に思う。
ここでは、思いっきり外国人。
そしてお金を持っている日本人だと分かったら、狙われる。。。

そんな危機感をよそに、辿り着いた温泉町の人々は旅人に無関心。
レストランも閉まっていて、食にありつく為に必死にネパール語を覚えた。
‘ネパリ カナ カナ ツファンツ’(ネパールごはんが食べたい)
辺りにたむろってる老人や、洗濯してるおばちゃんなど
あたりかまわず話しかけたら色んな人がやって来て、
相談して一軒のお店を開けてくれた。

まだ夕方の6時なのに、って思って食べてたら
7時半頃、他のお店が開きだした。
この村の人達の晩御飯が遅いだけだったんだ。

でも心細くなっていた私をあったかい気持ちにさせてくれたのは、
やっぱり人の心だった。

タトパニの皆さん、どうもありがとう。