April 17, 2012

Adriatic sea



透き通った水は、エメラルドの浅瀬をどこまでも広がっていく

そしてその先にある7つの深海へと旅立っていった

いつしか汚れ、底の見えない暗闇へ流れ込む

もう二度と太陽には会えないかもしれない...

そのうち一筋の光が差し込み、気づくとまた澄み渡っていた

広い大海原は時に荒れ、時に静かだった

何も住んでいない寂しい海の隣に、多くの生き物がいる楽園もあった


心もこの大海原に似ている

澄んだ広い心でいる時もあれば、暗くて光の射さない時もある

明るく楽しい心が顔を出したと思えば、荒れて濁ってしまうこともある


全ては、同じ大海原で起きている

美しい海のとなりにも、薄汚れた海がある


目の前に現れたどんな心も、たった一部分にしか過ぎない

大海原に浮かびながら、その肌の触れている水が限られているように...