April 9, 2012

@ イストラ半島

国境を越えてスロベニアを抜け、今、クロアチアにいます
旅好きな仲間が、ヨーロッパの中で一番いいと言っていた国

うん、確かに素敵なところです

何より人がいい
とても自然体で、親切です

彼らは「No problem !」と言いながらさり気なくヘルプしてくれます

笑顔も優しさがあふれてる



古い町並みを散歩しているとおじいちゃんが一生懸命何かしてます

何してるの?と聞くと、笑いながらスウドクを見せてくれました
旅路では時々スウドクにはまっている人を見ます



ポレチュという港町にある世界遺産のエウフラシウス聖堂
キリスト教がローマ帝国の隅々まで普及していった、4世紀頃に建ったんだって

ピンクの壁と多種多様な植物の彫刻がしてある柱がかわいい
天上の世界をより美しく見せる為に黄金で彩られたモザイクがきらびやかです



港から内陸に車を走らせると農村が広がっていく
葡萄やオリーブの果樹園が多いのかな

クロアチアの春は白いさくらんぼの花が満開!
芽吹きの季節は、地球上どこにいっても淡い若草色だね



山の上にあるモトヴンという小さな町

実はこの町、霧が出ると天空に浮かんで見えるそうで
母は、「ラピュタ」の舞台はここだ!と言い張ってました

宮崎駿監督の作品では「紅の豚」や「魔女の宅急便」が
実際にクロアチアをモデルにして描かれているそうです
白い壁とオレンジの屋根に統一された町並みがいい感じ

農村地帯にある町はどこも素敵ですが、このモトヴンは幻想的でつい乙女心になっちゃいます



石畳の道をガタガタ走っていくと大きな栃の木の前に古びたホテルを発見
部屋の窓から麓まで広がる景色が良かったのでここに泊まることにしました

夜はモトヴンの名産であるトリュフをいただきました
高級な白トリュフは秋しか出回らないとのことで、黒トリュフを贅沢に使った
自家製パスタとステーキにしました

パスタがきし麺みたいでおいしかったー
トリュフはよくわからなかったけど、マッシュルームみたいな風味だった

やっぱり色気より食い気のほうが勝っちゃうな...



翌朝、霧に包まれた町は本当に天空に浮かんでいました
私達の中ではマチュピチュよりもこっちが「ラピュタ」ということに...

ここから15キロ先にはイストラ温泉というスパもあります
最初はここに泊まろうと思ったけど、水着きて温泉っていうのはちょっとね...

ローマ時代には温泉に入る文化が日本と同様にあって、
市民や皇帝が分け隔てなく療養していたみたいです