July 25, 2007




(今だから言える話) 
チベットは、1959年に中国(毛沢東)によって侵略された。
現在、チベット自治区なんてことになってるけど、勝手に中国にされちゃったんだ。
ダライラマ14世はインドに亡命して、
今はダラムサラという新しく作られたチベット密教の地にいる。
侵略の時には沢山のチベタンが殺されたんだって。
どこの国でも同じことしてるんだな、人間の欲って恐ろしい。

北京にいた時、昔の日本軍が中国を侵略してる映画が毎日のようにやっていて
居場所がない時も多々あったけど、チベットはまだ現在進行形。
人々の首にはダライラマのネックレスがされてるんだけど、
見つかったら警察につかまってしまうんだって。

ダライラマのいたポタラ宮の感想は?って中国人に聞かれた時、
「ダライラマが戻ってこれたらいいのにって悲しくなった」
って軽々しく言ったら、その子、目が点になっていた。
勉強不足の私も悪いけど、中国では教育で洗脳されてるらしいよ。

でもね、小さな民族は歴史の中で、いつも大きいものに飲み込まれてしまう。
戦争や侵略は地球が滅びない限り、永遠と続くのかな?
ちいさなこの星に、一番必要のないもの。
その答えをホントはみんな知っているはずなのにね。

チベットの人の心の中に、ラマはいる。
たくさんの人からそんな想いを告げられた私は、何をすればいいのだろう。
すべてがひとつになる日を、心から願って。