July 2, 2007




mono < HEART

誰かと仲良くなりたい時
感謝の気持ちを伝える時
大切な人の喜ぶ顔が見たい時

私は物質に依存していたように思う。

何かを送ることで、相手との繋がりができたような錯覚と
相手の笑顔に対しての満足感。

まるで《千と千尋の神隠し》に出てくるカオナシのようだった
自分の存在に気がつく。
そして同時にそれに群がる、欲を制御しない自分。
物質社会に生きてきて、見えなくなっってしまった何かが分からない。

王老師は、子供達(孫)に必要以上の物を与えない。
子供はまだ生活というものも、人生も理解していないから、
どんなに欲しがっても全てを与えることはしない。
子供達がホントに可愛いからと優しい笑顔で言う。

そして帰り際、子供達があんなに欲しがっていたマンゴをふたつ私に持たせた。
その意味の深さと責任を感じさせるお土産は、心無しか、少し重たかった。