July 26, 2007




THINGS I FEEL IN TIBET

チベットは密教の世界。
密教の信者であるここの人々は死に向かって生きていた。
自分の葬儀の時に聞こえる曲を、
新たな生が一番最初に聞く曲だという。
来世に向けてか、信仰は厚かった。

貧しい人が、更に貧しい人に躊躇いなく金銭を手渡していたり
茶館でお互いのポットから甜茶を注ぎあっていたり
そんな彼らを観察してる旅人にとてもフレンドリーだったり
心が自然と優しくなる世界だった。

そして世界で一番空に近いところに住んでる人々の瞳は
その空と同じように、とても澄んでいた。
こころはその瞳にあらわれる。

信仰というものは不和から起こるものだと思っていたけど、
信仰のある人の心は清く、何か暖かいものを感じる。
人にとって、必要なことなのかも知れないなぁ。