June 17, 2007




異文化コミュニケーション

四季と共に育った私たちの感性は繊細で、
細やかなところまで気を配ることが出来る。
日本で自由奔放に生きてきた私でさえ
和をもって尊しをなす純日本人になってしまう。

感性や価値観、そして言葉の違う人間同士が
本当の意味で理解しあうことって、
100,000ピースのパズルを組合わせるのより難しい。

生まれ育った環境が違うだけで、
興味や関心の対象がまったく別のベクトルへ向かう。

お互いの文化のいいところを伝えようとしても、
見えている角度はまったく違うことが多い。

花を生ける・愛でるという感性がない人に
どうやって日本の華道という文化を伝える?
同じ感覚じゃないから、なぜ花を生けるのか?
ってとこから始めなきゃいけない。

文化と文明の違いは、文化は独自に発展したもので
文明は人々が真似をして周囲に広まっていったものなんだって。
日本が通った欧米化への道を、中国も間違いなく通っている。
とすると、欧米はもはや文明なんだね。

そして今、世界へ発信し続ける 日本の"MANGA”。
これは10年後、間違いなく日本の誇れる文化になることでしょう。
オタクまで一緒に文化になってしまうのにはちょっと納得いかないけど、
日本のマンガは確かに美しい。
ひとつのアートだと思う。

みんなは、日本のどんな文化に誇りをもっていますか?
「君達に日本の良さは分かるまい」っていえるくらい、
日本人としてプライドをもって生きていますか?